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2017-10

スペイン旅行(ダリって、お好き!?) - 2016.08.31 Wed

7月1日~9月4日まで京都市美術館で、9月14日~12月12日まで国立新美術館(東京)で『ダリ展』が・・・
つまり、我々がスペインにいる間に作品の一部が、日本に来ていることになります~ね。

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郡山のGraceさんから、福島市美術館でもダリの作品が常設展示されていて、じっくり観賞できる・・・と~

7月30日に訪れたカダケス美術館では、ダリ、デュシャン、マン・レイの作品が展示されていました。

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サルバドール・ダリ(Salvador Dalí カタルーニャ語: [səɫβəˈðo dəˈɫi] スペイン語: [salβaˈðoɾ ðaˈli]
ダリ・デ・プブル侯爵 Marqués de Dalí de Púbol(es)、(1904年5月11日 - 1989年1月23日)、
スペインの画家。シュルレアリスムの代表的な作家として知られる。
フルネームはカタルーニャ語でサルバドー・ドメネク・ファリプ・ジャシン・ダリ・イ・ドメネク
「天才」と自称して憚らず、数々の奇行や逸話が知られています。

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だまし絵的な仕掛けのある絵

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ダリの手にかかったらmonalisaもこんな風になっちゃうんだ!!

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マルセル・デュシャンは、トイレの便器にサインをしてタイトル:「泉」”Fountain"を出品し展示した
有名なアーティストです。そんなデュシャンが描いた素描

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カダケス美術館を出た後、ダリの印象を体で表現してもらいました。

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サルバドール・ダリは、1904年にフィゲラスで生まれました。
ダリには同じ名前の兄がいましたが、ダリが生まれる9ヶ月前に、2歳足らずで胃腸炎で死亡しました。
長男を亡くし、失意の底にあった両親は、ダリが長男の生まれ変わりだと思い、同じ名前をダリにつけます。

5歳の時、ダリは兄の墓に連れて行かれ、両親から兄の生まれ変わりであることを告げられます。

死んでしまった見たことのない兄と自分、まさにダブル・イメージ!!
このことは少年ダリに大きな心理的影響を与えたようで・・・
自分はキリストのように復活したのだから、それだけの価値のある人間なのだと思うようになり
こうしたことが、自分を取り巻く世界を粉飾し偽りを言ったり
人に驚きと眩暈を与えるダリの絵画表現と通じるものがあるようです。

ダリは、17歳の時にマドリッドの美術学校に入学し
「学生の家」で、詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカと映画監督ルイス・ブニュエルと親しくなる。
美術学校から放校されるとパリに出て、シュールレアリズム(超現実主義)グループの連中や
カタルーニャの前衛芸術家と付き合いながら、独自の表現を作りあげて行った。

1929年(25歳)の夏、カダケスを訪れた詩人ポール・エリュアールの夫人ガラと知り合う。
初めての出会いで恋に落ちた二人の関係は、1982年にガラが亡くなるまで変わることなく続いた。
「人生の航路を常に注意深く見守る舵取り」だったガラの死後、ダリは衰えが目立つようになり
妻から7年遅れて1989年に亡くなり、その遺骸は、フィゲラスのダリ劇場美術館内に埋葬されている。

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8月1日には、 フィゲーラスのダリ劇場美術館に行きました。

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かって市立劇場だった美術館の建物は、スペイン内戦中フランコ軍の爆撃によって殆ど廃墟になり
悲惨な状態を見る度に、子供の頃から慣れ親しんだ建物を再現したい~とダリの思いが大きくなったそうです。

美術館は1974年9月、ダリが70歳の時に開設。
設計担当は、バルセロナのピカソ美術館を手掛けた二人の建築家で円形劇場を巧みに構成。

入り口の広場中央には、ダリのオブジェが訪れる人々を待ち受ける。

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建物の外壁では、潜水夫やパンを頭に載せた女性像が美術館へと我々を誘います。

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中に入るとすぐに『雨降りタクシー』と題されたキャデラックが目に飛びこんできます。

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車のフロント部分には大きな胸をした女性像が胸を広げて立っているが、これはオーストリアの
ウイーン幻想派の画家 エルンスト・フックスの『クイーン・エステル』だそうです。

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この中に輪を取りまく壁面にはイタリアのポマルッツオの銅像を思わせる、
生の叫びをあげる人間の顔を持つオブジェが飾られている。

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ダリの言葉によれば、
建物全体は死の法則に則っており、この場所には戦争で失われた多くの魂が彷徨っている。
それはまた「生を生きる前に、死を生きて来た」亡き兄の身代わりとしてのダリ自身の叫びであるかも!?

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館内では、初期の『透明人間』や、ソファのある部屋が焦点レンズを通すと女性メイ・ウエストの顔に~
(レンズを見るためには長蛇の列に並びます)

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地中海を眺めるガラの絵がリンカーンの顔に変わるダブルイメージの作品には驚きと楽しみが・・・

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版画や新しいもの好きのダリの取り組んだホログラフィーが、半円形の廊下に埋め尽くすように展示

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油彩画では、10代の印象派風やキュビズム風のもの、その後の『セックス・アピールの亡霊』
『ガラリーナ』『後ろ姿の裸のガラ』などの作品



この美術館は、ダリが自分自身をさらけ出す場所。

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元気だったころは毎週顔を出し、50人の画学生のデッサンを見ては批評していたそうです。
そこには、普段人々の前で自らの本質を見せないようにふるまう、道化的なダリからは伺う事ができない
真面目に絵と向き合う一人の画家の姿を見せていたようです。(参考;地球の歩き方。岡村多佳夫)

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ダリのトリックを見て楽しんだり気持ち悪がったりすること2時間

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余りに衝撃的なシーンが多く驚きと眩暈を感じ、我々より早く出て待ちくたびれていた妹と出口で再会。

フィゲラスでゆっくりすることもなく、ひと時も早く穏やかなカダケスに戻りたいとバスに乗って帰りました。


8月4日には、3日にカダケスに到着した義弟と4人で、
カダケスから徒歩20分程のPort-Lligat(ポル・リガット)と言う地中海の入り江にあるダリが晩年を過ごし
現在はそのまま博物館として一般に公開されている家「Casa Museu Salvador Dali 」に行きました。

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透明感の高い地中海の美しい入江にあるダリの『卵の家』とその周辺は、ゆったりと時が流れています。
ダリの生涯の伴侶となるガラと出会い、恋に落ちたのもこのカダケス。
ダリは晩年をガラとこの地で生活し、創作活動をすることになります

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元々は漁師の家だったものを1930年ダリが購入。
その後40年に渡り改装を続け、家にはダリの好むモチーフが所々にちりばめられ、
シューリアリスト・ダリの作品の一つともいえる卵の家が完成し、妻のガラが亡くなる1982年まで
ここで暮らしました。卵の家と呼ばれているのは屋根の上に卵がのっかっているからです。

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チケットは、夏場は予約必須・・・と言う事で、旅行社に手配してもらいました。
予約の指定時間になるとガイドが家に案内してくれ、小さい家なので、一グループ8~10人で回ります。

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ダリは最愛のガラが亡くなるまでこの家で生活をしていました。
ダリがとても気に入っていたという窓から見える地中海の景色は壮観!


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家具などオリジナルのものが多く残され当時の様子に近い状態で保存されています。
ダリらしい装飾が部屋中にちりばめられています。下の写真の部屋には白鳥の剝製。

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ダリによると白鳥は生の象徴で、横にいる鷲は死の象徴だそうです。
また家の中のあちこちにダリが好んだと言われる香りを放つコルプスのドライフラワーが飾られています。

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アトリエには未完成の作品そして絵具などもそのまま残され、まるでダリがこのアトリエで絵を
描き続けているようなそんな錯覚を覚えることでしょう。

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ダリがどのような環境で創作活動を続けてきたのか伺い知ることができるのです。

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不思議に思えたのは、ミレーの『晩鐘』の写真が、何枚か飾られていたことです。

19世紀後半に世界的に有名になったミレーの『晩鐘』の絵は、
農作業を終えた農地で頭を垂れて祈りを捧げる敬虔な夫婦を描いたものですよ~ね?
多くの人は、普通、この絵に対してセンチメンタルなものを感じます~よね!?

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しかしダリはこの絵に対して「性的な抑圧が隠されている」という独自の妄想的な解釈を行なったそうです。

ダリの解釈によると、胸に祈りを捧げ頭を垂れている女性は、
無意識の性的欲求を示しており、カマキリのポーズを示して男性を襲おうとする女性の性的パワーの
現れだという。ダリは女性の中に眠る官能性に秘められた危険性をカマキリに関連付けたのです。

一方の男性は帽子で股間を隠しており、頭をうなだれているが、
これは男性の性的抑圧、または性的自信のなさを表現しているものだという。

この奇妙な解釈は、ダリ自身のインポテンツと去勢恐怖から来るものであり、
一般的なミレーの「晩鐘」の解釈ではない点は注意しておきたい。

またダリにとっての女性とは支配的なパートナーであるため、
ダリの女性は「晩鐘」の女性よりも背が高く描かれている。

絵画の前景には、大人と子どもの小さなシルエットが描かれている。
この子どもがダリで、大人はダリの父親である。なお廃墟の横に座っているのはダリの乳母だという。

ダリの晩鐘
                       参考;ダリによる『古典解釈 ミレーの「晩鐘」』とは

この家で創作活動を続けたダリのアトリエ
当時使用していた絵の具や筆などがそのまま置かれていてます。

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ダリの愛妻のガラ。生前はダリを残して愛人の元へ走ったりして決して良妻と言えなかったそうですが、
彼女が死ぬ3カ月前にこの家に戻りダリに看取られここで亡くなりました。

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サロンのテーブルに置かれているカタツムリはテイファニーの特注品。

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部屋の一つは生前のダリの写真が数多く展示されています。
その中には、同じスペインを代表するピカソ。
また、市民戦争を経てスペインの独裁者となった悪名高いフランコ将軍との写真もあります。
この将軍との会見、握手している様子が彼がその後に非難を浴び続ける原因となったそうです。

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何度も改築を重ねた家ですが、こちらは大きい部屋の中では、一番最後に作られました。
ダリの妻ガラのプライベートなスペースで、読書をしたり、来客を接待するのに使われました。
外から差し込む光が、赤いカーテンを通して部屋をピンクに染めます。
また、暖炉もダリのデザインによるものです。ダリは絵画だけでなく、宝石やソファーを初めとする家具、
電話などのデザインで、その芸術的才能を発揮しました。

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この家の別名「卵の家」と呼ばれる所以になった卵のオブジェが屋根を初め庭のあちこちに置かれ、

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オリーブ畑の中にはボートや瓦などで作り上げモンスターをイメージさせる「瓦礫のキリスト」等も・・・

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ダリが好きだ・・・といういい香りのするコルプスの花。
実は、葉に軽く触れるとカレーのようなスパイシーな 香りがするので『カレープランツ』
別名でエバーラスティング(everlasting)とも呼ばれています。

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プールの奥はダリとガラが寝そべってくつろいでいた場所。

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謎めいたダリの生きざま。
芸術家として名を馳せたからこそ存在意義を感じとれますが、
私にとってダリは『コルプス』という花を思い出に残してくれた人。

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● COMMENT ●

ダリの家の窓からの景色が本当に素晴らしいですね。
空も、海の青さもなんか突き抜けてきれいです。

たくさんの作品を見るには、旅をしていて、非日常の時間空間にいるから
できることですね。

いい匂いがするというコルプスの花はドライフラワーになるとおしゃれですね。
日本でもお目にかかれるのでしょうか・・・・

ikさん、今晩は~

PCの調子は、いかがですか?
沢山の写真を貼り付け・・・見る人にも迷惑がかかっていたら~申し訳ないと思っていますが~

フィゲラスのダリ美術館での刺激的な絵とは打って変わって

ポル リガットのダリの家は、
ikさんがおっしゃるように海も空も青さが目立って気持ちが良かったです。

> いい匂いがするというコルプスの花はドライフラワーになるとおしゃれですね。
> 日本でもお目にかかれるのでしょうか・・・・
    児山さんの奥様によると
    「カモミールの一種」と仰っていましたが
    東京に戻ってきて早速検索しましたが
    コルプスでは、見当たらなくって
    「カレープラント」http://www.yasashi.info/ka_00023g.htm
             http://sodatekata.net/flowers/page/1385.html
     
    ではないかと・・・思っています。
    バルセロナの花屋さんで、種を売っているかと~探しましたが見つかりませんでした。

    そろそろ苗が手に入りそうですので、
    ちょっとこの花に挑戦してみます。
    そのままドライフラワーとして楽しんだり、ポプリなどにして消臭剤として・・・
    ikさんも興味があったら、探してみてください。
    


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