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2017-08

南イタリアの旅 Ⅵ (アルベロベッロ~マテーラ) - 2014.08.19 Tue

”トゥルッリの町”と呼ばれるアルベロベッロ。
トゥルッリ自体はイトリア谷と呼ばれるプーリア州中部の丘陵地帯の町々に数多くあるものの、
中心街にトゥルッリが林立している町はアルベロベッロのみだそうです。

歴史をたどれば、15世紀には既に数多くの石灰岩で作られた建物が並び、現在の特徴ある町並みの原型を形成したとか。その後、モルタルを使わずにトゥルッリの家々を建てるようになり、今日に見られるすばらしい景観に繋がっていて、アルベロベッロのトゥルッリは、1996年ユネスコ世界遺産に登録されました。
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ホテル「Colle del Sole」のロビーの壁一面を飾る写真。ここを探しに~Let's go!

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┃★┃ トゥルッリとは?
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トゥルッリとは円錐形の屋根に白い壁のこの地方独特の建物。
イタリア語では単数形→トゥルッロ(trullo)、複数形→トゥルッリ(trulli)といいます。
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畑などにポツンと建ているものがトゥルッロ(trullo)

トゥルッリはモルタルを一切使わずに石灰岩の切り石を積み上げて円錐形の屋根をのせただけのもの。
二重構造の壁の間に土砂が詰められているのです。
17世紀にこの地方を治めていたジャンジローラモ・アックアヴィーヴァ領主はナポリ王に支払う住居税を何とか減らそうと画策。税金の査察使の目を免れるため、石を崩せば簡単に解体できるトゥルッリ以外の住居を作ることを禁じたのです。
まるで童話の世界から抜け出したようなとんがり屋根のかわいいトゥルッリ、元々は税金対策だったのです~。
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2014年5月25日BS日テレ「絶対みたい“世界遺産”最強ツアー!」で放映された画像です。
今この仕事のできる職人は4人だけ・・・とのこと


この日は、地図を渡され自由行動でしたので、ホテルの壁の写真を指差してフロントクラークのイケメンさんに「このシーンはどこに行ったら見れますか?」と、伺ったら「アイアピッコラ地区に行けば良い」と・・・
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先ず、【ジャンジローラモ広場】の高台からのトゥルッリ群を眺めることにしました。
ここは、観光ゾーンが一望できる絶景ポイント。壮大なトゥルッリ群のパノラマが見れます。
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地元の人々が日常生活を営む【アイア・ピッコラ地区(Rione Aia Piccola)】には約400のトゥルッリが並びます。多くの観光客や土産物店でにぎわうモンティ地区と対照的で、人通りも少なく、ひっそりとしていますが、洗濯物が干され、思い思いの花や緑が飾られている生活感あるトゥルッリもまた味わい深いです。
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ホテルロビーの写真と同じ場所・・・見付けました!!モンティ地区を遠くに・・・眺めるような感じです。
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【屋根の色】は、元々白いのですが酸化し、次第に黒くなるそうです。50年に一度の屋根の葺き替えが必要で白い方は既に葺き替えが終わった屋根です。
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降った雨は、【雨どい】をつたり、トゥルッリ外部の井戸に落ちる。
床下が貯水庫になっている家もあるそうです。
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屋根に使われる石は【キアンコ】といって、層状に圧縮された岩盤なので、水平に剥がれやすい~とか。
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小尖塔(ピナクル)は、トゥルッリの円錐頂に置かれている装飾で、屋根のてっぺんを塞ぐ役割を果たしていて
その形は、家によっても違い古代宗教の太陽神崇拝と関係があるようです。
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隙間風が入らないように石灰で塗った約1mもの厚い壁のおかげで、内部は夏は涼しく冬は暖かい。
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モンティ地区とは対照的にアイア・ピッコラ地区は人通りも少なく、地元の人々が日常生活を営んでいる地区なのでひっそりとしています。
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領土博物館(MUSEO DEL TERRITORIO)
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建築中の家がありました。もしかしたら、今この仕事のできる最後の職人さん!?・・・と胸躍ります。
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第二次世界大戦で戦死した住民の慰霊碑です。
台座には戦没者の名前が刻まれ、脇には大砲が据えられています。
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サンタントニオ教会のある旧市街とサンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂のある新市街のほぼ中間に位置するポポロ広場(Piazza del Popolo)。町の人達の憩いの場で、素敵な熟年紳士が5~6人が広場の木陰で涼んでいるので「この木の名前は?」は伺うと「レッチ」と・・・。
タオルミーナでは、ベンジャミンの木陰でしたが、ここはレッチなんですね。
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町の守護聖人、聖コズマと聖ダミアーノが祀られている【サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂】
1885年建立。ネオクラシック様式。左右に対照にそびえる鐘楼が特徴です。18世紀より教会内部に置かれている2人の聖人の彫像は、宗教行列祭の際に多くの信者によって担がれて町中を練り歩くそうです。
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アルベロベッロの観光のメッカはなだらかな丘陵になっている【モンティ地区(Rione Monti)】
モンティ地区の裾、マルテッロッタ広場(Largo Martellotta)から伸びる緩やかな坂道、モンテ・サボティーノ通り(Via Monte Sabotino)やモンテ・サン・ミケーレ通り(Via Monte San Michele)を上るやいなや道の両脇にトゥルッリが立ち並ぶ光景が広がります。トゥルッリのほとんどは土産物店、もしくは飲食店です。
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前日の夕食会場「ARATRO」
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少し上がっていくと日本人「陽子さんのお店」に行き着きます。生憎陽子さんはヴァカンスでいなかったですが息子さんが日本語で対応してくださいました。
トリフ入りのオリーブオイルや3変化する赤頭巾ちゃんの人形を買いました。
この人形は、赤ずきんちゃんのスカートを捲るとお婆さんが~お婆さんの帽子を取るとオオカミが出てくるのです。「赤ずきんちゃん~おばあさん~オオカミ」と早変わりさせるとheroは、大喜びです。このほかにも童話に纏わる人形を店先で売っていて、通りすがりに日本語で「サンビキノコブタ」と呼びかけられます。
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ツアコンの吉田さんと出くわしたので、お店の屋上にあげて頂き、町全体を眺め、記念写真を~
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新市街にあるサンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂の2つの鐘楼が見えますね!!
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トゥルッリの室内は冬は暖かく、夏は涼しく快適な住居とのこと。この地方は雨が少ないため、トンガリ屋根の間にある水路をつたい、雨水を床下の井戸に貯水できる仕組みになっています。屋根が崩れやしないか心配になりますが、器用に石を組み合わせています
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旧市街に入り込むと全く別の世界にいるかのよう~
ときおり灰色の屋根に白でマークのようなものが大きく描かれたトゥルッリ を見かけます。
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左から、キリストの表象である太陽を意味し、、4番目は二つの点を周囲に従えた十字架は宇宙を意味し、5番目は貫かれた聖母マリアの心臓、6番目は3つの世界(天界、地上界、地獄界)を結ぶ十字架を模した木・・・と言う事のようです。

ハートや太陽など印象的な文字(表象模様)は石灰で書かれていて、原始的な造形表現を伝えているそうで
トゥルッリの表象模様
これらのシンボルは、住居者が自由に描く事ができるらしいです。絵文字とも模様とも思われるモノは、キリスト教ゆかりの文字だったり、シンボル化したマークは魚とかの絵が元だったり、ギリシャ語がもとだったりするそうです。

店に入っていくとTVで見かけた陽気なおばちゃんが、上手な日本語で商品の説明してくれました。
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この店は、手織りの麻のテーブルセンターなどが有名なのか「三越に置いてある」というのですが、葡萄の樹など織模様に家族繁栄などの意味があるようです。麻で手織り~ちょっとお土産には高価過ぎ。
思い出に水笛と主人は置物を買いました

プーリアの笛は以前は貧しい家の子供が町のお祭りの際に屋台で購入する素朴なおもちゃであった他、新郎が新婦に愛の証として贈る習慣もあったそうです。贈られた新婦は笛を吹くことによって幸せを感じたようです。当時の最もポピュラーなデザインは雄鶏や小鳥といった動物の類だそうです。
また、笛は幸運と魔法の力を呼び込むとも考えられ、憂鬱な時、ため息の代わりに笛を吹くと、小鳥のさえずりや鐘、春の始まりを思わせる音が魔法のように気分を晴れやかにしてくれる・・・とプーリアの人は考えているのです。
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町を代表する教会は旧市街にある【サンタントニオ教会】と新市街にある【サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂】町の守護聖人、聖コズマと聖ダミアーノが祀られています。

【サンタントニオ教会】は唯一のトゥルッリ屋根でできた教会なんです。
ギリシア十字式設計と言う縦と横の長さが同じ十字形の内部に、円錐形のトゥルッリ屋根、アルベロベッロの伝統的手法で1926年に建てられました。高さは21.5mで、トゥルッリ屋根を持つ2つの部屋と1つの鐘楼から成っています。
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内部中央の祭壇画。磔刑のキリストを中心に、周囲に聖人が並んでいます。向かって右下に描かれているアラブ風の衣装を着た2人がアルベロベッロの守護聖人、聖コズマと聖ダミアーノ。
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入って左側にあるのが教会名に由来する聖アントニオの像。
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祭壇のアレンジメントが・・・いい感じです。
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最後に是非行ってみたいチーズのお店【Latte e Fieno】に・・・・
”Latte e Fieno”のチーズは、フィエーノという植物を最良の時期に収穫したものを牛の餌としていて、健康な牛のお乳を化学物質や保存物質を一切使用せずにチーズにしているので,昔ながらの独特の旨味を醸し出し、新鮮でナチュラルな素材のみを使っていることから季節によっても風味が異なるそうです。
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フレッシュチーズ類は日本でいう豆腐のようなもので、毎日できたてを買いに地元の人が訪れるそうです。
プーリア特産のクリーミーな幻のブッラータチーズ(burrata)1個1ユーロ。
賞味期限が当日限りなので味わえるのは訪れた人だけ・・・
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お店には、日本語で商品名が紹介されていました。
お土産のオススメはカチョカヴァッロ(caciocavallo)、カチョリコッタ(cacioricotta)、スカモルツァ(scamorza)など・・・様々な熟成度があるようです。さて、この店で何を買おうか・・・・上に書いたような予習ができていれば、迷わなかったのに、言葉も通じず…何かをお土産にしたい~と「リコッタチーズ」を買ってみました。
そういえば以前、リコッタチーズの入った【世界一美味しい朝食】の話・・・覚えていますか?
リコッタチーズはパンにつけて食べるのが手軽のようです。
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お店を出たら、シクロツーリストの集団を・・・2年前のフランス旅行でも、見かけました~ね。
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そうそう、もう2度と行くことがないかもしれませんが、万が一のために行っていない珍しい屋根のつながった【トゥルッロ・シアメーゼ(通称、双子のトゥルッロ)】の事を記しておきます。なんでも、元々は一つの家で、昔この家に住んでいた双子が同じ女性を好きになり、仲が悪くなって壁で塞いでしまったとか。中は今では土産物屋になっているそうです。
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画像は、webからお借りしました。

アルベロベッロを後にして、石灰でできた洞窟住居マテーラ まで、バスで1時間半です。

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┃★┃ マテーラの洞窟住居
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「マテーラ」は、イタリアで最も有名な町の1つだそうで、人口5万7千、南イタリアのバジリカータ州マテーラ県の県庁所在地です。その町の最東端に世界遺産にも登録されている【洞窟住居・Sassi】と呼ばれる歴史地区が広がっているというのです。【洞窟住居・Sassi】って、ご存知でしたか?
アルベロベッロとは違う景色が広がりそうな予感です。(バス中から撮った写真だから~ね)
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変なかかし?それとも何かの祭?
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マテーラの現地ガイドさんは、コッツィオさん。
ガイド途中で手を振る先を見たら、坊やがお仕事が終わるのを待っていたのです。
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MATERA 2019。。。なんだろう??
調べて見るとマテーラは、2019年の欧州文化首都の候補地なんだそうです
欧州連合が指定した加盟国の都市で、一年間にわたり集中的に各種の文化行事を展開する事業のことらしい。
2019年の欧州文化首都開催国は、イタリアとブルガリア。最終的にカリャリ、レッチェ、マテーラ、ペルージャ、ラヴェンナ、シエナの6都市が最終選考への切符を手に入れ、2015年の最終決定選にむけ、引き続き各都市で準備が進められているそうです。さて、マテーラは無事開催都市になるでしょうか?
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18世紀に建設されたパスコリ広場のランファンキ宮殿は、国立中世・現代美術館。
美術館前の涙形のオブジェは、山形県が生んだ偉大な彫刻家・ミラノ在住の吾妻兼治郎さんの大作「水滴」La Cocciaを見ることが出来ます。riomanさん、この彫刻家、知っていますか?
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メインストリートからちょっと入って、のんびりとした旧市街地を行くと、唐突に、イタリアのどんな町とも違う「ひとつの都市」が姿を現しました。それがマテーラのサッシSassi di Matera。中東のアラブ諸国を彷彿とさせる白亜の町並みは、押しも押されもせぬ世界遺産です。
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そもそもサッシSassiとは「岩山」を意味するイタリア語サッソSassoの複数形。マテーラのなかでも最も古いエリアで、中心に建つドゥオーモを挟んで北側のサッソ・バリサーノSasso Barisanoと南側のサッソ・カヴェオーソSasso Caveosoの2つの地区に分けられています。
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町を遠くから眺めたいならサッソ・カヴェオーソ地区のサン・ピエトロ・カヴェオーソ教会周辺がおすすめだそうです。グラヴィーナ渓谷の岩壁につくられたたくさんの洞窟とその上に広がるサッシの町並みがよくわかるのです。
サン・ピエトロ・カヴェオーソ教会

サッシは石灰岩で出来ていて、よく目を凝らしてその岩肌を観察すると、かつて海の底に沈んでいた事実を示すかのように浮き出た貝殻の化石を見つけることができます。
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マテーラ、この町の歴史はローマ帝国の崩壊後、他民族から支配されることの繰り返し。
イタリアのなかでも特に貧困に苦しめられた土地でもあって
1952年、衛生面や経済的な理由からサッシエリアの住民は一斉退去を余儀なくされ
無人となったサッシは寂しい歴史を背負った廃墟群と化したのだそうです。
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サンタ・マリア・デ・イドリス教会(Chiesa di Santa Maria de Idris) 
ぽっこりした岩山に建つ洞窟教会は有料でしたので、パスです。後ろに見えるのが、ムルジア平原。
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ムルジア平原の正式名称を「考古学歴史自然岩窟教会公園」といい、サッシと併せて世界遺産に登録されています。同じ地質であり、古くから使われてきた洞窟もありながら、ムルジア平原はサッシのような町には発展しなかった。採光や換気を洞窟の入口ひとつに頼るしかない昔の洞窟暮らし。渓谷を挟んだこちら側では岩壁が西向きになるため、太陽の光を十分に取り込めなかったことが原因ではないかと考えられています。
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人間と家畜が同居していることの衛生面が問題にされはじめ、イタリアの恥だということになった。
1952年の法律で、23,000人が新しいアパートに移住させられた。
マテーラ市サッソ・カヴェオーゾ地区 にあるCasa Grotta (di vico Solitario Comune di Matera)は、1700年初期に岩を掘って作られた家を、当時のままに残して、マテーラの旧居住区サッシ に生きた人々の風俗習慣をよりよく理解してもらうために、その日常の暮らしがどのようなものだったかを紹介しています。日本語ガイド有~
<Casa Grotta>
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Casa Grottaの前には、土産物屋が・・・
ここでも、アルベロベッロで見た幸運と魔法の力を呼び込むとも考えられる笛が売られている
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グラヴィーナ渓谷の崖すれすれに立つサン・ピエトロ・カヴェオーソ(S.Pietro Caveoso)教会は、聖ペテロとパウロに捧げられたもので、13世紀末~14世紀初めに設立されましたが、数世紀に渡り、拡張・改修工事を繰り返し受け、建設当時の原形は失われています。正面ファサードは17世紀に改修され、その時、左側の鐘楼も一緒に作られました。鐘楼の尖塔は、18世紀の改宗工事の際に付け加えられたものです。中央の扉の上には、聖母マリアの彫像が、その両脇の扉の上には、それぞれ聖ペテロと聖パウロの彫像が置かれています。聖母マリアは、マントを広げて、その下に慈悲を乞う人々を庇護しています。教会の右側にはアーチが見えますが、それは、広場の整備時に、教会とモンテッローネの岩山の間に、マルヴェ地区~カサルヌオーヴォ地区へと続く通りを作るために開かれたものです。この教会は、サッシ地区に位置しますが、岩盤を掘削して作られた洞窟教会ではなく、完全に建造されたもので、現在もミサが行われ人が集う教会なんです。
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足下にはサッシ(バリサーノ地区)、右手はるかプーリアとの州境の田園までも一望する。
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左手には、小高い丘の緑に混じって、トラモンターノ城のどっしりした円塔が見える。
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広場からブオッツィ通りVia B.Buozziを直進。通りの中ほど右手、三角柱の形をした手狭なお土産屋の手前の石段を上ると、雨水集積システムLa Raccolta delle Acqueがある。19世紀前半、司教の願いで、サッシに待望の公共貯水槽が建造される。カヴェオーソ地区の住民を支えた巨大な貯水槽は一見の価値あり。のんびりとした小広場からは想像できない、最大級の洞窟が隠されているのだそうです。
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1993年、ユネスコ世界遺産に登録されると、その類い希な景観から世界的な観光地としても注目され始め、映画のロケ地としても多く使われ、代表的な作品は2004年に公開されたメル・ギブソン監督の『パッション』・・・だそうです。



キリストが十字架を背負って歩いた坂や磔刑に処せられた丘など多くの場面がここマテーラで撮影。
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サン・フランチェスコ・ダッシジ教会(San Francesco d'assisi)では、結婚式が行われていました。
サンフランチェスコ広場にあるバロック様式の教会(13世紀の初めに建立、元々は修道院)
内部の祭壇には15世紀の8枚の祭壇画が連続して張られているとのこと
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サン・フランチェスコ・ダッシジ教会のファサード(1750年)
中央:マドンナ像(聖母)、右側にはサン・フランチェスコ像、左側にはアン・アントニオ像
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ブルガトリオ教会(1725年に建立)人呼んで骸骨マークの教会
ブルガトリオ教会の正面入り口の青銅のドア ここにも骸骨がたくさん彫られています。
骸骨のモチーフは“死と魂の償還”を表し“プルガトリオ”とはラテン語で「煉獄」という意味。「煉獄」は、中世まではカトリック教会の教義のひとつとされていた。神の恩恵を受けたにも関わらず、完全に清められないままで死んだ人々に対して、天国への道を閉ざすのですが、もし、天国へ行きたければいくつかの浄化の苦しみを受けなければならないと決められているのです。その浄化のための試練を「煉獄」と呼び、誰もが恐れたリンチだったのです。近代になってローマ法王により“浄化のための試練”が禁止されたそうですが、歴史的な文化遺産には中世に実践されたこの教義を描いた絵画が数多く残されているそうです。
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ブルガトリオ教会の正面入り口の上の骸骨の彫り物 1747年に造られたようです。
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ランチは、【IL TERRAZZINO
世界遺産のマテーラの旧市街サッシ。テラスでは、サッシを眺めながら食事を楽しめるんです
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メニューは、ラザニア、ビーフの煮込み、デザートは、チョコアイス、そしてビールに限る~ね。
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こうして、マテーラを振り返ってみると、迷路の中を通ってきたようです。
世界遺産に登録された石灰岩でできたマテーラの洞窟住居「サッシ」の魅力はその唯一無二の景観です。
オレンジ色の街灯に照らされた夜の町も、まさに「妖艶」な雰囲気ですてきだそうです。またマテーラを訪れる機会があったら絶対に1泊はしたいと思いました。サッシ地区内にも洞窟住居を改造した快適なホテルがあって、手頃な値段で宿泊できるようです。

マテーラからナポリまで250km。4時間。ナポリのホテルは、また Holiday innです。
ディナーは、ショートパスタ、白身魚のソテー
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デザートは、アイスクリーム、ワインは、この旅で覚えた「ラクリマ クリステ」です。
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帰国準備をしなくては・・・ターキッシュエアーラインの荷物の制限重量は20kg。秤を使って、調節です。
意外だったのは、アルベロベッロで買ったオリーブオイルやタオルミーナで買った陶器のマグネット
そして持ってきて着なかった服も多くて重量超過・・・大きく反省するところです。


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● COMMENT ●

おぉ、これぞイタリア

monalisaさん、

BSTVでみた光景が出てきました。
石灰岩でできた、トゥルッリ、そして、サッシ。石灰岩はやわらかくて風にも削られそうな気がしますが、
こうやって何年も頑張って建っているのね。
円錐形の屋根のトゥルッリ、お土産屋さんのおばさんTVで見た人でしょうか?
そういえば、鶏の形をした笛を売ってましたね。

3つに変化する赤ずきんちゃん人形かわいいです!hero君は喜ばせても、お兄ちゃんのheart君は冷めてるかしら・・・・?

もう旅も終焉ですか?

ikさん、今日は~

いよいよ帰路に立ち寄ったイスタンブールを残すだけ・・・となりました。
旅は楽しいけど、blogを始めてから、苦でもあります。
こうして振り返ると、もっと予習しておけば見過ごすこともなかっただろうにと・・・
反省しきりです。

トゥルッリは、石灰岩の二重構造の壁の間には土砂が詰められているのです。
この地方は冬に一定の降雨があっても、夏は日ざしが強く乾燥する地中海性気候。
勿論、建て替えも繰り返されているでしょうが・・・石の建築って長持ちするな~ですね。

> 円錐形の屋根のトゥルッリ、お土産屋さんのおばさんTVで見た人でしょうか?
> そういえば、鶏の形をした笛を売ってましたね。
   はい、あの方です。
   一緒に写真を撮って~と頼むと気軽に応じてくれますし
   勿論ここでも屋上に上がらせていただきました。
   名物おばさんですね。

> 3つに変化する赤ずきんちゃん人形かわいいです!hero君は喜ばせても、お兄ちゃんのheart君は冷めてるかしら・・・・?
   heartは、今はウルトラマンや妖怪に興味が・・・
   女の子の孫がいたら・・・と思いました。
   このお人形は、曾孫の代まで・・・私の宝物です。
      

ご無沙汰しています。
今回のシリーズも力作ばかりです。
本場のラザニア、美味しそうですね。日本のものと、本場のとどちらがお口に合いますか?

Reveilleさん、お久しぶり~

旅行から帰ったら、この仕事が待っていて~
皆さんの所に、コメ残すのも儘ならない状況です。

南イタリア、特にシチリア島は乾燥していてオリーブを育てるのに最適な気候や土壌で
オリーブの写真もいっぱいとってきました~よ。
そのうちに纏めてBlog Upしようと思っています。

> 本場のラザニア、美味しそうですね。日本のものと、本場のとどちらがお口に合いますか?
   久しく日本でラザニアを食べていないから比べようもありませんが
   美味しかったですよ。
   昔からスパゲッティーよりラザニアの方が好きなんです~よ。
   でもラザニアよりもっと好きなのが、クワトロチーズピザ。
   あのトロケ感が・・・たまらん~!!

reveilleさんは、収穫したオリーブは、塩漬けでいただく?それともオイルを作るんですか?

   
   

アルベロベッロ

アルベロベッロのトゥルッリには2階建てもあるんですね、少ないようですが。2階の床を張るには木の梁を使っているんだと思うんですが、まさか鉄の梁または鉄筋コンクリート、なんてことないでしょうね?
屋根はブロックを少しづつ組み立ててドームにしているようなので、大きな家は造り辛いから、丸くて小さな家が多いのでしょう。そうしてみると飛騨の合掌造りは太い大きな木を使っているので、床面積が大きくて四角くて三階建ても多いようですから、アルベロベッロと白川郷を並べたら、面白い光景が見れそうですね。

mhさん、今晩は~

アルベロベッロと白川郷が姉妹都市になったのは、
アルベロベッロのとんがり屋根と白川郷の茅葺屋根の似た感じが共感されたからなのでしょうか?
もともとアルベロベッロのトゥルッリは、税金対策のために石を崩せば簡単に解体できるように
作られたものだから、白川郷の茅葺屋根とは根本的に違うように思います。

共にユネスコの世界文化遺産に登録されて、現在も人が生活しながら大切な遺産を保存・継承していること、
世界遺産登録以後、観光客が急激に増え、観光地化による人々の生活や景観問題など、多くの諸問題を抱えていることなど、共通点が多いことから、姉妹提携し交流することにより、お互いに学び両地域の発展に繋がる・・・
こんな理由が、姉妹都市となった理由のようです。

11月のイタリア旅行は、アルベロベッロもマテーラも含まれていないのでは?
機会があったら是非行ってみてください。

今回の写真も空が綺麗ですね〜
お天気に恵まれた旅行はサイコーですよね。
白壁の三角屋根のかわいいお家がいっぱいって、メルヘンな世界!

吾妻さん、存知あげておりませんでした。
いろいろ調べてみると、
山形ドキュメンタリー映画祭のトロフィーをつくられてるとか。
山形って、意外に多方面でスゴい方を排出してるようですね。

赤ずきんちゃんのお人形、激可愛デス❤︎

riomanさん、今晩は~

アルベロベッロに着いた時は、どんなおとぎの国が現れて来るか楽しみでした。
可愛いでしょう!!
こんな町があるなんて・・・今まで知りませんでした。
観光の為ではなくて、もう300年も前から、そして実際日常生活を送っている町なんですから。

山形県人・・・って言ったらすぐriomanさんを思い出してしまいました。
まして芸術方面には詳しいかと~

> 赤ずきんちゃんのお人形、激可愛デス❤︎
   riomanさんだったら、器用に真似て作れるかしら?
   3変化なんて面白い発想でしょう?


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ポジティブ思考で、あるがままに
生きているmonalisaと愛犬【凛】の
ケセラセラな日々と趣味の
フラワーアレンジメント、料理、
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