凛とmonalisa

2017-04

南イタリアの旅 Ⅳ (パレルモ~アグリジェント) - 2014.08.09 Sat

ナポリからパレルモまでは、3万トンの豪華客船に乗って前日8時半出発
パレルモには明朝5時過ぎには、着いたのではないかしら?
コンチネンタルタイプの朝食という話でしたが、あまりにもお粗末。会場に並んだヨーグルトや果物を手に取ると「ノー」と言われ、意味不明でいたら料金格差が、食べ物にも響いていたようです。
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6時40分に下船してパレルモ市内観光です。

シチリア島には、紀元前400年代にエミリ族、イタリア本土から下りて来たシグリ族、シチリアの南を支配していたシカニ族という3種類の族が住んでいました。フェニキア人によって開港され、港町ジズと呼ばれた古代パレルモは、紀元前8世紀にはカルタゴの重要拠点でした。878年イスラム教徒がシチリア全島を制圧し古代ギリシャ人たちが『パノルモス(大きな港)』と呼んだこの土地は、イスラム帝国の重要な港としての役割を担いました。第一次ポエム戦役で陥落し、ローマ帝国領になりました。
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地中海最大の島にあるパレルモは、四国より大きく九州より小さく、人口は100万人を超えて、イタリアで5番目に多く、シチリア最大の都市です。地中海のほぼ中心・・・というその立地、肥沃な大地、温暖な気候、人間が生活していく上でのほぼ全ての条件を満たすこの島は、様々な民族がシチリアを征服し、それぞれが独自の文化を残して去っていったことから、“文明の十字路”とも呼ばれていて、パレルモには数々の歴史の痕跡が残っていました。

1072年にノルマン朝のルッジェーロ・アルタヴィッラがパレルモを奪還し、1113年シチリア王国が誕生。再びキリスト教国としてシチリアの支配を始め、パレルモはそのノルマン王国の首都となって、イスラム・ビザンチン・ラテン文化を融合した独特な文化を形成1200年代前半まで中世ヨーロッパ最大の繁栄が築かれたんです。
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13~18世紀:シチリア国最後の王、神聖ローマ帝国皇帝フェデリコ2世の死後は、フランスの支配に・・・。
15世紀からスペインのアラゴン王家の手に渡り、スペインスペイン王国副王が常在。
数々のバロック様式の建物が建築された。

19世紀以降、スペイン王国の継承戦争、ナポレオン侵攻などを経て、イタリア王国に統一。新興ブルジョワジー、フローリオ家の活躍で、ヨーロッパ有数の華やかな都市に発展。戦後の混乱期を得て、再び息を吹き返して、異民族から支配された歴史を物語るエキゾチックな建物が並び、異文化の香りが今に残っている街で、ローマ、ミラノ、トリノ、ナポリに次ぐ大きな街なのです。街を見たゲーテは「世界で一番美しいイスラムの都市」と賞賛したそうです。
街の中にある小さく質素な外観の博物館では島の歴史を伝える立派な展示があるそうです。
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ペレグリノ山はパレルモを代表する山。頂上に守護聖上サンタ・ロザリアを祀る教会があって、敬虔深い信者は毎年7月15日には、頂上めがけて歩いて登ります。山の上には、1900年代に5つ星のホテルとして建てられたが、そののちカジノとして使われ、第一次大戦後はすたれて、ミーティング会場になっています。

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┃★┃ パレルモ満喫コース
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歴史が物語るように、様々な文化が入り混じっていますが、アラブ・ノルマン様式と呼ばれるノルマン時代の遺構が一番の見所です。アラブ風のクーポラがあったり、豪華なバロックの教会があったり、アール・ヌーヴォー風の建物があったり・・・。『ゴッドファーザー』の撮影に使われたマッシモ劇場は、ヨーロッパでも有数のオペラ劇場です。公園も多く、椰子の木は勿論のこと、巨大なガジュマルの木やカポックの木など、亜熱帯地方でしか見られない植物にも出会えます。
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パレルモで不思議に思ったカポックの街路樹

【新市街】
19世紀から20世紀にかけて開発。高級ブランドの路面店が軒を連ねルッジェーロ・セッティモ通りからリベルタ通り界隈には、洒落たカフェも多いそうで、このリベルタ通りは、ゲーテが愛した通りだそうです。

【ジュゼッペ・ガリバルディ騎馬像】
イタリア統一運動を推進し、イタリア王国成立に貢献した軍事家の像は、イギリス庭園の中に建っています。この彫刻を作ったヴィンチェンツォ・ラグーザ(1841~1927パレルモ生まれ)は、1876年に明治政府から、中学校の教師として日本へ招聘されたイタリア人で、日本滞在中に絵画の才能豊かな日本女性清原玉と結婚。おたまさんは、最初にシチリアの地に赴いた日本人女性だそうです。
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バスの中から撮ったので・・・イマイチですが~

【ポリテアマ劇場】
新市街の中心、ルッジェーロ・セッティモ広場に位置し、マッシモ劇場よりも先に、1874年に完成した劇場です。大衆向けの屋根のない劇場にする予定だったが、実際にはオペラの劇場として建築家ダミアーニが作る。ポンペイ風の壁画が特徴的で、入り口にはナポレオンの凱旋風景が設置されています。現在でもマッシモ劇場と並ぶパレルモの劇場としてオペラやコンサートが開催されています。
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【マッシモ劇場】
ヴェルディ広場に建つアールヌーヴォーのオペラハウスで、設計はパレルモ出身の建築家、ジョヴァン・バッティスタ・フィリッポ・バジーレ親子。シチリア島の材料を使って33年の歳月をかけ、1897年に完成。ウィーン、パリに次ぐ大きさを誇っている。MASSIMOの意味はMAXだそうです。映画『ゴットファーザーⅢ』のラストシーンのロケ地としても有名なんですよ。
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劇場は1897年にヴェルディのオペラ「ファルスタッフ」で開幕したそうです。名門貴族サヴォイア家のために造られたロイヤルボックスは全25席あるとか~。掲示板には、オペラやバレーの公演の予定が・・・イタリアだから、今は亡きパヴァロッティーもきっとここで歌ったことがあるでしょうね。
gennaio? matzo? giugho? settembre9月 ottobre10月かな? 
gennaioは1月 matzoは3月 giughoは6月 毎月公演があるのかと思ったけど、違いました。
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【クアットロ・カンティ】
パレルモのメイン・ストリート、ヴィットリオ・エマヌエレ通りと、それと直角に交差するマクエダ通りとの交差点で四辻。
元々パレルモには港と王宮やカテドラルを結ぶヴィットリオ・エマヌエレ通り(カッサロ通り)しか、大通りは存在しませんでした。ヨーロッパ他の都市と比較しても決して小さくない街にしてはそれではちょっと寂しい・・・ということで、1600年頃マクエダ通りが作られ、出来上がった交差点を、パレルモをちょうど四等分する地点でもあるし、4角を切り落と8角形にして、彫刻を置いて、街の広場にしようと思ったそうです。
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それぞれは3階建てで、1つの角には3体ずつの彫像が置かれています。1階部分には“春夏秋冬”を表す寓意像。2階部分には実際に彫像が完成した1600年代前半以前のスペイン・ハプスブルク家の支配者たち、更にその上の3階部分には、パレルモを4つに分けた区域の、それぞれの守護聖人の像が置かれています。興味深いのは1階部分の“春夏秋冬”。春の若い娘の像から右回りに徐々に年を重ねていき、冬は老婆の彫像です。
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クアットロ・カンティの傍に、サン・ジュゼッペ・デイ・テアティーニ教会が聳えます。
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【カテドラル(パレルモ大聖堂)】
パレルモで一番大きい教会で、実際にパレルモ司教がミサを行う教会で、“昇天する聖母マリア”に捧げられたこのカテドラルは、特に外観が華やかで、人目を引きます。正面入り口が修復中。朝の礼拝を行っている信者さんが終わるまで、外で待ちました。
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本来、この場所には4世紀から教会が建っていたといわれます。その後イスラム教徒たちがシチリアを支配するようになると、パレルモをシチリアの首府に制定し、この教会をパレルモ一の大モスクに改修します。更にノルマン人の支配に代わると、再び教会に戻されますが、1169年に大地震が起こり倒壊。
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現在建っているカテドラルは、1184年に大司教グアルティエーロ・オッファミーリオが再建したものです。時はノルマンの3代目の王、グリエルモ2世の時代。世俗権と宗教権の間で覇権を競って確執があった時期であり、彼は自分の息のかかった司教を置くため、パレルモから8kmしか離れていないモンレアーレにドゥオーモを建設します。王がパレルモのカテドラルの建設資金を出し渋ったため、パレルモのカテドラルは内装まで手が廻らなかった・・・などとも言われますがそれは誤りなのだそうです。
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当時のカテドラル内部は黄金のモザイクで輝いていたんですが、後の大幅な改築工事で全て取り払われ、唯一残るモザイクは入口の扉上部にある『聖母子』のみ・・・と言う事です。壁面の装飾。幾何学模様や唐草模様など、随所にイスラムの影響が見て取れます。
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大聖堂広場に面した南面の柱廊の浮き彫りは、15世紀後半に造られたカタロニア・ゴシック様式です。
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教会内部はご覧の通り、外観とは全くかけ離れたネオ・クラシック様式。18世紀に大々的に改築されたため、創建当時の面影は全く残っっていない・・・と言う事です。
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内陣の右側にある『聖ロザリアの礼拝堂』。奥に置かれた銀製の聖遺物庫には聖人の骨が入っている!
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【カボ朝市】
パレルモの食文化の奥深さを物語るマッシモ劇場裏に位置するカボ朝市。パレルモには、市場が3つあるそうです。パレルモの主な産業は、農業です。漁業は、跡を次ぐ若者が少なくなっているそうです。
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桃もトマトも面白い形をしていますね。この桃は『蟠桃(ばんとう)」といって、最近日本でも見かけます。 中国では、桃は『邪気を圧伏し、百鬼を制す』と言われ、桃は縁起の良い果物。 中でも、孫悟空が9000年に一度実る桃を食べて不老不死の体を手に入れた、といわれる桃がこの蟠桃です。果実が扁平で、真中がへこんでいるアンパンのような桃。平桃(ぴんたお)とか、座禅桃とも言うそうです。 濃厚で肉厚、原種のような味わいだそうで、ミットタウンの果物屋に昨年売っていました。今度見付けたら食べてみようと思います。
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所変われば品変わる。大きなナスに驚き!! スープ入れるという蔓状の菜は、テレヌーミだそうです。
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色とりどりの野菜、果物、魚介、肉類の他、乾物や日用品まで並ぶ様子は圧巻です!
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豊かな食材を使った料理も独特で、アラブの影響を受けていると言われています。
右は、エスカルゴでしょうか?日本人にとっては魚介が豊富なのも嬉しいところですね。
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何か記念に・・・と、乾燥トマトを買ってきました。190gで5ユーロは、安い!?
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【パラティーナ礼拝堂】
初代ノルマン王ルッジェーロ2世の戴冠の年、1130年に建設が始まり、1143年に献堂されたこの礼拝堂は、ルッジェーロ王個人の礼拝堂として王宮内部に建てられました。ノルマンの時代の前に支配指定していたのがアラブなので、宗教もイスラムでした。王が非常に頭がよかったのは、イスラムを排他せず一緒の融合の教会を作ったので、モスクありキリスト教の教会ありで・・・色々な文明・文化が花開いたのだそうです。
ノルマン王宮内部に残るパラティーナ礼拝堂は、長さ32m、幅12.4mの小さな礼拝堂は壁一面が金箔モザイクで装飾され、まさに宝石箱。2007年に2年に渡る修復を終え、神々しいほどの輝きを取り戻しました。

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その後宮殿として使われない時代もありましたが、16世紀半ばのスペイン副王時代に再び宮殿として利用されるようになり、18世紀から19世紀初頭にかけてのブルボン家の支配時代にも使われました。
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『創世記』や『キリストの生涯』、『聖ペテロと聖パオロの物語』などが金箔モザイクで描かれた壁だけでなく、床一面を覆うモザイク装飾、イスラム風の天井は見事です。
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後世の改築のため、ノルマン時代のものは『ルッジェーロの間』のみですが、天井までをも覆い尽くす金箔のモザイクは必見です。宗教的な題材ではなく、狩猟を描いた題材も珍しいもので、動物たちの愛らしい顔を見ているだけで楽しくなります。
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現在残る大部分は、18世紀後半以降、スペイン・ブルボン家のフェルディナンド王がナポレオンに追われ王宮をナポリからパレルモに移した時のものです。『玉座の間』、『鏡の間』、『副王の間』などの他に、ポンペイ風のフレスコ画が描かれた、王妃マリア・カロリーナの居室も残っています。因みにこのマリア・カロリーナ王妃はフランス王妃マリー・アントワネットの姉に当たります。
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ノルマン王宮は、フェニキア人が基を作りカッサロ(城)と呼ばれていた。その後、アラブの時代、ノルマンの時代・・・とその時代の人々が付け足して建物も大きくなった。現在シチリア州議会場として使われています。議会場ももちろん見学コースに含まれていますが、議会が行われている火・水・木曜日は、議会場だけでなくパラティーナ礼拝堂以外の全てのノルマン王宮は見学不可なんです。
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大理石のアーチにモザイク模様がちりばめられた内部は、キリスト教美術の大傑作と称賛されているそうです。半球状のクーポラ(円蓋)に描かれる「全知全能の神キリスト」など、豪華な美しさに圧倒される。
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金箔モザイクで描かれた壁だけでなく、床一面を覆う見事なモザイク装飾。
スペインのアルハンブラ宮殿を彷彿しますね。
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ランチは、アグリジェントの遺跡群を谷間をはさんで望むレストラン『IL Rustichello 』
一軒家のレストランで、庭にはレモンが植わってて、目の前に広がるオリーブ畑は、スペインの『パラドールデロンダ』を思い出します。
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メニューは、サラミ、オリーブ、カツレツ
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デザートは、チョコケーキ。昼は、ビールにしよう!!~注文してきたビールは『 BIRRA MORETTE 』
モレッティ社は北イタリアのベネチア北方の町、ウーディネにあるモレッティ家の同族会社。年間10万キロリットルのビールを製造し、世界ビール市場で主流である下面発酵の「ピルスナー・ビール」に属するラベルが印象的でしょう?
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┃★┃ アグリジェントの『神殿の谷』で遺跡巡り
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午後は、ギリシャ神殿が有名なアグリジェントへ。
アグリジェントは、シチリア島南西部の丘陵にある町。ギリシャの植民地として紀元前6~5世紀に栄え、当時築かれた神殿が20余り立ち並ぶ「神殿の谷」は圧巻。原型をほぼ完全に残した『コンコルディア神殿』など過去の栄華を伝えている。
ヘラ→コンコルディア→ヘラクレス→ゼウス・・・と4つの神殿を見学しました。ガイドはコンチェさん
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階段を上っていくと所々貝殻が埋まっている凝灰石があり、かっては海底であったことを伺わせます。
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両脇には、オリーブの木やアーモンドの木が植わっています。
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今春の事ですが、『今年は、シチリアに行くわ!』と妹に伝えたら「NHKで、古代ギリシャの伝説『アーモンドの木』という放送をやっていて、アーモンドの花が桜に似ていて綺麗!!」と電話がありました。
このことはmhさんからも、伺っていましたね。
ギリシア神話における王女フィリスと青年デモフィーン(デモポオン)との【アーモンド伝説】は有名!!

トロイ戦争からの帰り道、船が難破し、トラキア(現在のブルガリア)に漂着したデモフィーンは、王女フィリスと恋に落ちます。王の助力で船が修復され、再び航行することが可能になったデモフィーンは、本国ギリシアでの用件が片付き次第戻って結婚することを約束しますが、哀しき男のサガと言うべきか、ギリシアでデモフィーンはフィリス姫よりも美しい少女に出会い、恋に落ちてしまいます。フィリス姫は、毎日トラキアの海岸に立ち尽くしてデモフィーンの帰りを待ちわびていましたが、そうこうしているうちに、重い病にかかり、死んでしまいました。デモフィーンはそれを知り、トラキアに戻ってきましたが、彼女のなきがらは神々によってアーモンドの木に変えられていました。青年がその木にすがりついて泣くと、見事な美しい花を咲かせるようになった・・・ということです。
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神殿の谷では1934年から続いている「アーモンドの花祭り」が例年2月ごろ開催されるそうです。
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収穫期を過ぎたのに、観光客用に実を取らずにいるアーモンドの木を見ることができます。
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神殿前に残る羊を生贄に捧げた祭壇跡に上ると地中海の絶景が望めます。
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【ジュノーネ(ヘラ)神殿】
標高120mの丘の頂上に鎮座する美しい神殿の遺跡。紀元前406年のカルタゴの戦いで全焼。中世の地震でほぼ壊滅したが、現在も典型的なドーリア式の列柱25本とアーキトレープが残っています。
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城壁跡にはビザンチン時代に掘られた墓の跡も残っていました。
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ギリシャ神殿建築の最高傑作、【コンコルディア神殿】
世界で最も完璧な姿を残した神殿跡。7世紀~1788年まで協会に転用されたため、崩壊を免れた。黒檀と瓦をも用いた屋根以外、周囲をめぐる力強いドーリア式の列柱が完全に残り、当時の威容を今に伝えています。
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2011年ポーランドの作家により寄贈されたギリシャ神話のイカロス像。ギリシャを飛び立ち、翼が折れて落下した場面をイメージしています。
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【エルコレ(ヘラクレス)神殿】
神殿の谷で見られるドーリア式神殿の中では最古の建造物。現在みられる印象的な8本の列柱は、1924年にイギリス人研究家アレキサンダー・ハードキャッスル卿によって復元されたものです。
前面に6本。側面に15品の円柱が並ぶ巨大な神殿だったんです。
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【ゼウス(ジュピター)神殿】
長さ112.7m、横幅56.3m、のギリシャ建築最大の神殿跡。未完成のうち、紀元前406年にカルタゴ軍の襲撃で中断、地震により廃墟と化したそうです。神殿を支える高さ17mの柱を飾った巨大人像「テラモーネ」が2体(1体は模型)が横たわっていました。
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古代より農作物の豊かな生産地だったアグリジェント。考古学地区に数百年以上生育するオリーブからできるオリーブオイルが、生活協同組合アイブ・オリーボと神殿の谷公園観光局のコラボで製造され、「テンブレム」の名デ「ロカンダ・ディ・テッラ」で売られているそうです。
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人類の英知と壮大な歴史。知れば知るほど、感動の連続です。

素敵なカップル発見。暫し、二人の様子を眺めていました。男性は、望遠鏡で景色を眺め、ご婦人は、イチジクの木の下でギリシャ神殿のスケッチをしていました。ゆっくりと・・・こんな時間を過ごす趣味を持っているって羨ましいです。
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アグリジェント~タオルミーナまで140㎞。約3時間のバス旅です。
途中、虹がなんども見られ、行く先々雨模様のようですが、下車するときには晴れあがって~心がけのいいメンバーですね。

1988年に公開され、世界的なブームを巻き起こした映画『グラン・ブルー』
その主要な舞台となったタオルミーナには、この映画をきっかけにして訪れる人がすくなくない~とか。

ホテルは、『 Hotel Villa Esperia 』マッツァロ湾沿いにあり、ホテルのテラスや広い屋外プールから海の景色を見渡すことができます。
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ウエルカムドリンクが、アーモンドワイン~もお洒落です。
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heartから「バーバ可愛い!!」と言われた格好をして夕食に~
メニューは、ペンネ、カジキマグロソテー・カンノーロ・・・そしてワインは、エトナ山のロゼを注文して・・・
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カンノーロは、裏ごししたリコッタクリームに砂糖、砂糖漬けのフルーツ、チョコレートなどを混ぜて、それをパイ生地を筒状に巻いてあげたものに、たっぷり詰め込んだもの。カンノーロはカンナ(筒)からきた言葉。カネロニもカンナから派生した言葉。カンノーロの発祥地はシチリア島。現在では一年中食べられますが、本来は謝肉祭を祝って作られる季節菓子だそうです。
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夕食後、グランブルーの夜の散歩も楽しみました。
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「素敵なホテルって、滞在時間が短いのよね~」と、マチュピチュ旅行の時にだれか言っていたのを思い出しました。
考えてみたら、飛行機内泊ーナポリー船中泊・・・やっと満足のいくホテルに来ました。おやすみなさ~い


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● COMMENT ●

シチリアは不思議な島ですね。

シチリアにもイスラム文化が混在しているのですね、教会の造りや壁面のモザイクなどはウズベキスタンで見たモスクと同じです!どちらが卵で鶏か?スペイン・コルドバのメスキータ(モスクの意のようですね)のように、キリスト教徒とイスラム教徒の合作で、どちらが先かを決める発想はナンセンスなのでしょう。

イカロスについてネットで調べたら太陽に向かって高く飛び過ぎて蝋で出来た羽が溶けて墜落して死んだとありますが、落ちた海はIcarian SeaでIcariaの近く、現在のサモス島の南とありました。サモス島はブログで紹介したようにギリシャの大数学者ピタゴラスが生まれた処で、トルコの沿岸にある島です。なんでシチリアに落ちているのでしょうね?サイズは人間の2倍くらいありそうな大きな金属像のようですから目立つでしょうし・・・どうなのでしょう、史跡のオブジェとしては。太陽に向かって飛び続ける、少し小さめの像なら違和感は少ないと思います。

mhさん、今日は~

いろんな文化が混在しているシチリア島、面白いです。
知れば知れ程、今回行かなかったモンアーレ、シラクーサ、カターニャなどにも
シチリア島に長逗留してゆっくり楽しみたくなりました。

イカロスの像は、とてつもなく大きいです。
ポーランドの作家 IGOR MITORA が2011年に寄贈したもので
しいて言えば、ギリシャ神殿とギリシャ神話とが共通点・・・かな?
神話による墜落した場所と違うところにおいて???~と考えさせる。
まさに、mhさんは、作家やそこに設置することを許した人々の思惑にまんまとのせられた・・・のでは?

日本ならあり得ないことでしょうね。

monalisaさん、

この旅は朝早くから観光の始まる日が多いですね。夜までにばてませんでしたか?

イスラム教徒キリスト教が融合している場所。歴史は物語りますね。

パレルモってどこかで聞いたことがあると思ったら、ゴッドファーザーでした。
シチリアのマフィアでしたものね。

神殿の遺跡もやはり、古い歴史を物語っています。
巨大な石の文化には圧倒されます。

NHKの桜の花に似たアーモンドの木にまつわる話私も見ました。
観光客のために収穫をしないでアーモンドの実をとっておいてくれるなんて親切!

毎日盛りだくさんの観光地巡り、これをちゃんと楽しみながらこなしてこられたmonalisaさん、
表彰ものね。やはり、旅は体力勝負。もう私には無理のようです。

ikさん、おはようございます~

昨日、主人の受診日でした。
いつもよりデーターがよかったので、
Dr.から「何か特別の事をしましたか?」と聞かれたそうです。
昼にはビール、夜はワイン・・・旅行中は、こんな生活でしたが
HbA1cが下がった・・・というのです。

日本の旅館の食事は盛りだくさんですが
海外のツアー旅行は、「こんな感じでイイの?」という程度の内容なので
私も、最近適量を心得てきました。

旅行中は、早寝早起き、また移動中のバスの中で寝る事も出来ますので
なんとか体は持ちますが、段々記憶が薄れていきますので、
帰って来てからの仕事とblog・・・これが厄介です。

> イスラム教徒キリスト教が融合している場所。歴史は物語りますね。
  旅行中は、写真を撮ることに夢中で
  こうして見直すと随分絢爛豪華なモスクの様子で文化の違い感じます。
  スペインのメスキータもそうでしたが
  イスラムとキリスト教の混在、消すことのできない歴史を感じます。

シチリア島を舞台にした映画や音楽はたくさんありますね。
ゴットファーザー、アマルフィ 女神の報酬、ニュー・シネマ・シネマ
次回のタオルミーナでは、グランブルーの撮影現場が・・・

まだ見ていない映画もありますから、じっくり思い出の場所を探しながら見たいです。

アーモンドの咲く時期に行ったら、もっと良かったでしょう~ね。
でも、実が残っていて・・・blog報告も出来て~まずまずです。

ikさんには、いつもお付き合いいただき ありがとうございます。感謝!

       


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