凛とmonalisa

2017-05

世界遺産:モン・サン・ミッシュエル ( フランス大周遊 ⑯ )8日目 - 2012.11.11 Sun

トゥールの朝も、気持ちよく晴れて、モン・サン・ミッシェルまで290km、約4時間半のバス移動です。
9年前、パリから5時に出発して5時間かかって来た覚えのあるモン・サン・ミッシェルが見えてきました。
P1030230mn.jpg

モン・サン・ミッシェルは、フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島で、もともと陸続きで、森の中に
聳える山だったそうですが、あるとき津波がこの森を飲み込み、山と陸は切り離され、島となったそうです。
島に渡るには、引き潮時か船の利用だったそうです。最も大きい潮が押し寄せるのは満月と新月の28-36時間後。
引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が、猛烈な速度で押し寄せ、かつては多くの巡礼者が潮に飲まれて
命を落としたそうで「モン・サン・ミシェルに行くなら、遺書を置いて行け」という言い伝えがあったとか。
<<<<<<

1877年に対岸との間に地続きの道路が作られて、潮の干満に関係なく島へと渡れるようになったそうです。
でも、これによって潮流をせき止めることとなって、100年間で2mもの砂が堆積してしまい、
急速な陸地化が島の周囲で進行し、島の間際まで潮がくることは滅多になくなりつつある・・・ということで
かつての姿を取り戻すべく、地続きの道路を取り壊し、新たな橋が、2015年にできるそうで工事中でした。
sy
百年戦争の期間は島全体が英仏海峡に浮かぶ要塞の役目をしていたので、
モン・サン・ミシェルの入り口には今もイギリス軍が捨てていった大砲とその弾が残っています。
宿泊は、島の入口からも近く修道院へと続く石畳の細道 グランド・リュにある≪レ・テラス・プラレール≫
ホテル内は、迷路のようですが、修道院の夜景、朝焼けを見るには、最高の島内・・・が嬉しい。
P1030245mn.jpg P1030243mn.jpg
ランチは、モン・サン・ミッシェルならではの「オムレツ」
P1030250mn.jpg P1030252mn.jpg
メインは、これまた海辺の草を食べて育った子羊のプレサレ。デザートはアップルパイ
pre-sale とは、「プレ」(前もって)「サレ」(塩)という変わった名がつくこの羊。
ここは潮の満ち引きが激しく低地にある牧地は水没してしまうこともあるので、塩を吸っても育つ牧草だけが
残り、その塩味を含んだ牧草を食べて育っているのがこのプレサレ羊。
わずかに潮の香りを含んだ羊肉は臭みがなく最高級品として珍重されているのだそうです。
P1030271mn.jpg
上の写真は、9年前に来た時の思い出の絵葉書から。こんな風景、最近は見られるのかしら?
P1030256mn.jpg P1030257mn.jpg
飲み物は、DL表示で間違えて注文してしまったリンゴの発泡酒の「アップルシードル」と蒸留酒の「カルバドス」
カルバドスを飲んだら、体中が、カーッツと熱くなって、気付け薬に打って付け。早速、土産の一つに~
P1030255mn.jpg P1030273mn.jpg
疲れ果てた巡礼者の身体を癒すためにマダム・プラレールが考案した「プラールおばさんのオムレツ」
バターをたっぷり使って作るフワフワのオムレツの実演が見れるレストラン「ラ・メール・プラール」
P1030239mn.jpg P1030278mn.jpg
8世紀の始め、アヴランシュ司教オベールが、夢の中で大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」との
お告げを聞いたそうです。悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。
ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、
オベールは稲妻が脳天を走る夢を見て、翌朝、自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いている事に気づいて
愕然とし、大天使ミカエルのお告げが本物であると確信してここに礼拝堂を作ったのが始まりだそうです。
剣と秤を持つ金のミカエル像は彫刻家エマニュエル・フレミエによって製作された。
P1030377.jpgP1030342mn.jpg
18世紀末のフランス革命時に修道院は廃止され1863年まで国の監獄として使用され、その後荒廃していたが、
ヴィクトル・ユゴーの紹介がナポレオン3世を動かし、1865年に再び修道院として復元され、 ミサが行われる
ようになったそうです。。19世紀には陸との間に堤防を造成して道路ができ陸続きになり、フランス西部の
有数の観光地となって、1979年にはユネスコの世界遺産に登録されて、30余年も経っているんですね。
<<<<<<


モン・サン・ミッシェル修道院の中の様子は、≪Mont St-Michel 修道院と周辺≫ として、別にUPしました

修道院見学の後は、買い物に出かけ、夕食は、湾の景色を存分に楽しみながら、≪レ・テラス・プラール≫で。
P1030437.jpg P1030436.jpg
P1030442.jpg P1030443.jpg
P1030444.jpg P1030445.jpg
夕食後、夕日に映えるモン・サン・ミシェルを見に出かけようとしたら、町に消防車がいて、通行止めに・・・。
なんでも「予行演習」と言うのですが、煙の出ているホテルがあるけど炎は見えず、町は案外静まり返っている
俄かに信じがたいのですが、面白かったのは、消防士の持つホースが、海に向かって放水されている事でした。
P1030458.jpg
島外に出ても、消防車の数で、デモンストレーションにしては物々しいでしょう?
青紫色に沈みゆく夕日も美しく、漆黒の闇の中でライトアップされたモン・サン・ミッシェルもドラマチック。
場所や時間によって刻々と表情を変えるモン・サン・ミッシェルの姿です。
<<<<<<



ご訪問頂き、ありがとうございます。
blogram投票ボタン


スポンサーサイト

● COMMENT ●

圧倒されました

monalisaさん

日曜日の朝、朝ぶろの後でゆっくり見させていただきました。

噂にたがわず、モン・サン・ミッシェルは圧巻です。
歴史もまじえてのご紹介、とてもよくわかりました。
かつて、巡礼者が命がけで渡った島にそびえたつ修道院は、荘厳な雰囲気に包まれて…
内部の写真も合わせて拝見させてもらいました。
内部にあるステンドグラスは意外とシンプルで幾何学模様がとても新鮮にうつりました。
祈りをささげる場所が一時とはいえ監獄として使用されていたなんて!!

でも、今はユネスコの世界遺産になり、こうやって全世界の人々が一度は訪れたい場所となり
よかったです。
私も行ったかのような気分になりました。有難うございました。

4時間半のバス移動、お疲れさんです。
モンサンミッシェル、ここは行ってみたいところです。
2回目の訪問ですか、この贅沢者、貧乏人の僻みです。
9年前と変わっていましたか・・?

monalisaさん

┏━━━━━━━━★┃ 
(。・∀・)ノ゛おっはっぴ~

やっぱライトアップのモンサンミッシェルは綺麗ですね~~
これが修道院だなんて 驚きましたね^^;
今ねー 目の前で あられを食べてる主人に
「アナタ monalisaさんのモンサンミッシェル ライトアップだよ」って 見せたのよ

観光にとっては便利な道路も 潮の流れを変えて 自然界の破壊に通じたんだね
フランスは思い切って 工事をしてヨカッタと思います
当時 人里離れた場所に住む修道女たち デッキに出て 両親・恋人・故郷を想って 何度泣いたのだろーか、、と デッキに立って感慨深かったことを思い出しました

 =思い出の絵葉書から。こんな風景、最近は見られるのかしら?=
同感!! ワタシもねー この羊たちのこと不思議だったのよ
牧草自体が無いのでは!? 1匹も居なかったもんね
最近は見られないんかしらね

≪Mont St-Michel 修道院と周辺≫も見させていただきました(*・∀・*)
モナリンの記事は詳細なので 勉強になります♪Thanks(v^-^v)♪~~
次回も楽しみ~~♪
              ┃★━━━━━━━━┛

ikさん

( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ,朝ぶろ?! 小原庄助さんの世界ですか?
私も、たまに朝ぶろを浴びますが、大抵呑み過ぎてアルコール抜きの為・・・・
なんて言ったら、大酒のみ・・・そのものだね。(最近、滅多にそんな機会もありません)

モン・サン・ミッシェルが、世界遺産になったのは、1979年。
かつての“海に浮かぶ天使”や“天使が舞い降りた修道院”と賞賛される
モン・サン・ミッシェルの景観とは
大分違ってきているようで、今、修復中なんですよ。
どう変わっていくのか・・・元通りって、どんなのか?
また、楽しみが増えました~ね。

世界遺産と言われている所には、是非行かなくっては・・・と、気が急きます。

ikさんも、是非機会を作って、楽しんで見てください。

hotterさん

(^o^)コ(^-^)ン(^0^)バ(^-^)ン(^0^)ハ
フランスの旅行案内には、必ず盛り込まれているモンサンミッシェルですよね。
新婚旅行行や主人の留学にくっついて行ったアメリカ以外は
主人が退職するまでは、海外旅行は〝ジッと我慢の子”でしたので
モンサンミッシェルの存在も知りませんでした~よ。

> 9年前と変わっていましたか・・?
   9年前は、すでに世界遺産になっていたんですね。
   あのころ、そのうちに新幹線が走って、パリからはすぐ行ける・・・って
   言われていたので、この工事の様子は、驚きでした。
   人工物によって、自然の景観が変わってしまうのは、困りものですね。
   (゚ー゚)(。_。)ウンウン、9年前は、修道院の傍まで、バスが行けたけど
   今は、送迎バスに乗って、島内に行かねばならないし、
   あの子羊の群れには、出くわさなかった~よ。
   
昔の姿に限りなく近く、作り直してほしい~な。
また、行く楽しみが出来た~よ。
何回も、御免~ね。

komamichiさん

  ┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━☆┃
( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪

(゚ー゚)(。_。)ウンウン、イイ感じに撮れているでしょう・・・ライトアップ~。
コマちゃんの旦那さんの評価は?
 
> 観光にとっては便利な道路も 潮の流れを変えて 自然界の破壊に通じたんだね
> フランスは思い切って 工事をしてヨカッタと思います
> 当時 人里離れた場所に住む修道女たち デッキに出て 両親・恋人・故郷を想って 
 何度泣いたのだろーか、、と デッキに立って感慨深かったことを思い出しました
   アラ?!シスターの心をおもんばかるコマちゃん・・・意外でした。
   娘の学校は、カトリックだったけど、シスター達は、達観しているとばかり思っていた。

子羊の群れは、1枚目の写真の下の方に2匹ばかり・・・見える?
これって、島より随分離れた所だから~ね。
駐車場あたりにも見かけなかった~よ。

元通りには・・・無理だろうけど
どんな風に変わっていくか、楽しみだね。
塩味を含んだ牧草を食べる羊の群れも、帰ってきてほしい~ね。

コマちゃん、褒めてくれて・・・ありがとうね。

              ┃☆━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛

海と空を結び、潮に洗われる地形。実に神秘的な孤島ですね。
いつか訪れてみたい場所です。
修道院の中の様子も、ゆっくり拝見しました。
食堂の広さからみても、たくさんの人がそこにいたのでしょうね。
名物のオムレツのフワフワ感、写真からも伝わってきました。
旅行記、楽しませて頂いています♪

Jyunさん

(*・ェ・*)ノ~☆コンバンワ♪
世界遺産、数ある中で、大人気の3本指に入るモン・サン・ミッシュエル。
行った時は、工事中でした。工事が遅れているようですので
2~3年以降には、もっともっと神秘的な姿を拝めるかもしれませんね。

オムレツの作り方を動画で撮ってきましたが
UPの仕方がわかりません~w(☆o◎)wガーン

> 旅行記、楽しませて頂いています♪
 
  今月中には、この旅行記を書きあげねば・・・と≪ねじり鉢巻き≫です。
  ありがとうございます。

どこから見ても絵になるところですよね。
しかも、お料理も素晴らしい♪
フワフワオムレツも魅力的です。

修道士の方が映ってるからか、映画『タヴィンチコード』が見たくなりました。
って、いってもあれは同じフランスでもルーブル美術館がスタート地点でしたね。

フランスって奥が深いデス。

riomanさん

今、BSの世界一周魅惑の鉄道旅行「フランスの美食を巡る旅」で
モン・サン・ミッシェルのオムレツをやっていて、見終わったばかりです。
フワフワオムレツは、余所では味わえないから・・・ここに行くべき!!よ。

この修道士さん、カメラを向けたら、ちょっと笑ってくれた~よ。
フランスやパリの景色を眺められる映画って沢山あるだろうね。
フランスって、広いんですよね。
昨日も主人と話していたけど、
あの広い国土を見て思う事は・・・・「フランスって、農業国!!」という事です。
でも、お洒落だから、日本のそれとは、全く違うから・・・(゚ー゚)(。_。)ウンウン 奥が深い~のだ・・・。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://monalisa15.blog54.fc2.com/tb.php/428-416444ed
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ルーアン観光 ( フランス大周遊 ⑰ )9日目 «  | BLOG TOP |  » Mont St-Michel 修道院と周辺

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

プロフィール

monalisa

Author:monalisa
ポジティブ思考で、あるがままに
生きているmonalisaと愛犬【凛】の
ケセラセラな日々と趣味の
フラワーアレンジメント、料理、
音楽、健康情報を綴っていきます。

最新記事

アルバム

ランキングに参加しています

クリック頂けると嬉しいです。

blogram投票ボタン

最新コメント

FC2カウンター

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリ

未分類 (1)
LOHASな生活 (66)
Fleur Creatif Deco (16)
フラワーアレンジメント (64)
至福の時 (47)
monalisa亭(医食同源) (79)
Monalisa's Selection(外食) (5)
Monalisa's Selection(スイーツ) (3)
ガーデニング (54)
レクイエム (7)
芸術に触れる (44)
Wonderful Japan (11)
東京ウォーク (7)
heart-heroと一緒 (71)
癒し (9)
タイムスリップ (2)
東京南部会 (7)
週末は、山梨にいます (16)
ダイエット (5)
調剤室より (6)
blog 1000 flowers (21)
フランス旅行 (22)
フランス文化 (1)
スイス旅行 (9)
オランダ・ベルギー旅行 (10)
南米浪漫紀行 (13)
南イタリア大周遊 (7)
マレーシアにて (3)
紅茶 (0)
バリ島にて (9)
香りの雑学 (6)
趣味の器 (3)
薬膳 (0)
講座・勉強 (6)
フランス宮廷ブーケ (7)
スペイン旅行 (10)
パワースポット (1)

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索

検索したいキーワードを入力して「検索」をクリックしてね。