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2017-06

十薬会(山寺) - 2017.06.23 Fri

学生時代の研究室仲間10人の会、名付けて「十薬会」(ドクダミの事を、ジュウヤクとも言います)
古希記念『山形旅行』2日目は、「山寺」です。

山寺は、正しくは宝珠山立石寺。西暦860年に天台宗の僧 慈覚大師丹仁によって開基された東北の霊場

根本中堂は、重要文化財。本尊は、薬師如来。不滅の法灯を持するんです。

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山門前の境内には、芭蕉の句碑、5月17には山寺山王祭りが行われ神輿が圧巻・・・という日枝神社

『閑さや岩にしみ入る蝉の声』・・・と元禄2年(1689)、奥の細道を辿り、今の7月13日に山寺を訪れた
松尾芭蕉と随伴した河合曾良の像が建っています。

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立石寺山門から奥之院まで1015段.。所要時間は往復で60~90分・・・と言われ、2名は、しり込みして
山門付近で買い物三昧。あとの6名は、「70歳、これが最後。折角、山寺に来たのだから」と果敢に挑戦です。

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『姥堂』の本尊は、奪衣婆の石像。
ここから下は地獄、ここから上が極楽浄土という浄土口で、
傍の石清水で心を清め、新しい着物に着替えて極楽に登り、古い衣服は堂内の奪衣婆に奉納する所
これは、一つ一つの石段を登ることによって、欲望や汚れを消滅させ、明るく正しい人間になろうというもの

姥堂の脇の大きな岩は、『笠岩とも笠投石』ともいい、慈覚大師が雨宿りをしたところだそうです。

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お山の自然にそって作られた参道は、昔から修行者の道。一番狭い所は、約14cmの『四寸道』
開山・慈覚大師の足跡を踏んで、我々の先祖も子孫も登るところから、親子道とも子孫道とも言われる。

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芭蕉の句「閑さや岩にしみ入る 蝉の声」をしたためた短冊を納めて、芭蕉が山寺を訪ねてから62年後
山形県村山市の俳人壷中(こちゅう)らが1751年に石の塚『せみ塚』を建てた。

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『弥陀洞』は、長い歳月の雨風が直立した岩を削り、阿弥陀如来の姿を作り出したもの。

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1丈6尺(約4.8m)の姿から丈六の阿弥陀とも言い、
仏のお姿にみることが出来る人には、幸福が訪れるという。

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岩壁には刻まれた岩塔婆や後生車や卒塔婆がたてられています。
「死後の魂は山寺に還る」 というこの地方独特の庶民信仰だそうです。

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『仁王門』は、嘉永元年(1848)に再建されたけやき材の優美な門

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左右に安置された仁王尊像は、運慶の弟子たちの作といわれ、邪心を持つ人は登ってはいけない~と
睨みつけています。

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『山内支院』 江戸時代までは、12の塔中支院があり、多くの僧が修行に励んでいます。

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『開山堂』は、立石寺を開いた慈覚大師のお堂で、大師の木造の尊像が安置されており、
朝夕、食飯と香を供えているそうです。

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開山堂の向かって左、岩の上の赤い小さな堂は、写経を治める納経堂で、山内で一番古い建物。
その真下に、貞観6年(864)歿の慈覚大師が眠る入定窟があります。

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開山堂の頭上の建物は、『五大堂』は、開山30年後に建立され、五大明王を祀って天下泰平を祈る道場。

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断崖に突き出すように、お堂が立ち山寺を一望できます。

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まるで空中に浮かんでいるような感覚を味わえ、下界を見渡すと門前町が遥か遠く小さく見えます。

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五月なのに、真夏のような陽気で、藤の花も綺麗に咲いていました。

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戦国の混乱時代に、山形の地を愛し、民を愛し、出羽国に平和と安定をもたらし、現在の山形の基礎を築いた
最上義光公と家臣ら十名の位牌が収められている『最上義光公御御霊屋』

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奥之院に向かう途中にある『撫で仏 おびんずるさま』(ボケ封じ)
像を撫でると病気が治り、病気にならない・・・と老若男女、多くの人々から愛されている長寿を授ける仏様

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この地方では人が死ぬと、その遺骨の一部、歯骨(はこつ)を取っておいて一周忌前に山寺の『奥の院』へ
納骨して供養してもらう風習があるそうです。亡くなった人の骨を納める、死者を弔う信仰の寺でもあります。
階段の前にある、ひときわ大きな金灯篭には、 龍や小づち、サンゴなどが細かく彫られていています。

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奥之院まで1015段の石段を一段一段昇ることによって煩悩が消滅され幸福になれる・・・と言われます。

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我々の足で、奥之院まで約1時間。帰りは滑らない様に気を付け、所々に咲く草花を愛でながら下ります。

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お昼は、友人が予約していた『対面石』というお店で、『生麩のずんだ餅』と『だしそば』をいただきました。

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スーパーでも『だし』という漬物は、手に入りますが、一度作ってみたいと・・・友人に作り方を伺いました。
『だし』は、夏野菜を刻んで、ねばりをもった……冷蔵庫に特に何もないときにサッとできる手軽な家庭料理

【材料】は、キュウリ、ナス、ミョウガ、シソ、オクラ、モロヘイ、納豆昆布など
  野菜をさいの目に切って(茄子は水に浸けあく抜きして)納豆昆布も混ぜ、
  麺つゆで味付けをしてよーく混ぜたら完成です。
  冷蔵庫に一晩寝かせ、味をなじませるのが王道・・・だそうです。

『だし』は、ホカホカ御飯にのせて食べたり、冷ややっこのトッピングに~と
作り置きが出来そうです。

4時の新幹線まで時間があるので、『道の駅 サンピュア』で山形ならではのお土産をどっさり買って
お天気にも恵まれ、銀山温泉で沢山のパワーを受け、山寺で足腰を鍛え
まずまずの古希旅行・・・となりました。

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十薬会(銀山温泉) - 2017.06.18 Sun

学生時代の研究室仲間10人の会、名付けて「十薬会」(ドクダミの事を、ジュウヤクとも言います)
今年は、全員が古希を迎え、古希記念に『山形旅行』となり
東京駅9時10分発の新幹線で『さくらんぼ東根駅』に12時半着
まず、向かった先は、ふ懐石『文四郎麩』です。

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東根がある六田地区は羽州街道の宿場町として500年の歴史があり秋田佐竹藩の参勤交代の
宿場として賑い、「白水川」と豊富な湧き水、そして小麦の栽培に恵まれた土地だったため
昔から麩づくりが盛んにおこなわれたそうで、街道沿いには老舗の麩屋が並んでいました。

十薬会
羽州街道(松尾芭蕉が、尾花沢から山寺立石寺に向けて旅立った羽州街道は、奥州街道の桑折宿から左に
分岐し、その後、七ヶ宿、上山、山形、楯岡、尾花沢、新庄、秋田などの宿駅を経、青森の油川に達する
近世の脇往還で、東北地方の西部を貫く基幹道であった。)

今回は、都合がつかない人が2名いて8名での旅でしたが、50年前の研究室での出来事や
『十薬会』の思い出話をしながら、珍しい麩尽しの『六田ふ懐石ごっつお』を頂きました。

先付(生麩のあえもの)        芭蕉盛り合わせ(田楽、豆乳コロッケ、アボガドのバルサミコ酢和え)
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吸い物                  造り(筍の入った麩饅頭、タラの芽)
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雲片(生湯葉、クルミ、ヨモギ、わさびの葉のあんかけ) 酢の物
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煮物(焼き麩と季節の野菜)          香の物、ご飯、留め椀
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抹茶と麩饅頭
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麩は、小麦粉に含まれるグルテンを主原料とした加工食品。
小麦粉から作られるということは、うどんやパンなどと同じで小麦アレルギーが心配されます。

小麦アレルギーは、卵、牛乳に続き、日本人に多いアレルギーといわれ、
症状としては、かゆみ、蕁麻疹、目の腫れ、喉の痛み、吐き気、嘔吐、くしゃみ、鼻づまり、呼吸困難、
元気がない、意識がないなどです・・・が、十薬会のメンバーは、皆さん健康そのもので
グルテンフリーでないと・・・と言う心配ご無用。珍しい料理の数々を堪能しました。

東根の小学校校庭に生育する大欅は、樹齢は1000年以上とも1500年以上とも推定される巨木。
1957年に国の特別天然記念物に指定されたそうで~記念写真です。

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宿泊地は、銀山温泉
「おしん」の撮影地や時代の歯車が大正時代でとまってしまったような大正ロマンの湯の町で有名な
銀山温泉は、川をはさんで両側に建つ旅館は、まるで昔の宿屋の舞台装置であるかのようです。
また、宮崎アニメの「千と千尋の神隠し」の舞台になったとの噂もちらほら。

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銀山温泉は、名のように銀山で栄え、寛永年間の最盛期には2万5000人もの人夫がいたそうで・・・
明治より賑わいを見せた銀山温泉は一度洪水によって街が崩壊してしまい、
その後建て直して今の街並みがあるそうです。

20年前に、銀山温泉には来たことがありますが、温泉街へ着いた時の感動は大きく、
三層にも四層にも重なる屋根と歴史の色がにじみ出た木造に圧倒されました。

外人女将で有名だった「藤屋旅館」は、隈 研吾氏のデザインでリニューアル

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そんな建物が連なる中、一際目を引く銀山温泉のメインと言っていい「能登屋旅館」に宿泊です。
望楼のような三階建ての木造建築で、猫足の門や漆喰絵に魅かれます。

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夕食後は、フロントで赤いベンチコートを借りて、
「あれが、北斗七星。こっちがワシ座」と星空を眺め、ガス灯のやさしい光が灯された夜の街を散策。

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銀山温泉「能登屋」と言えば、NHK朝ドラ「おしん」で、母親が勤めていた旅館で有名ですね。
『おしん』の舞台となったことがきっかけで、その人気は海外でも「おしんドローム」という言葉が生まれたほど。
特にアジアで人気があり、現在も多くの外国人観光客が訪れているそうです。
温泉街には「おしん」に登場したこけし屋さんがあります。

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そうそう、能登屋旅館の朝食には、大根飯も出ましたよ。
ちょっと味のついたご飯に大根が混ざっていて・・・炊き込みではなく混ぜご飯かな~と思いました。

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2日目は、銀山温泉で観光ガイドさん付きで、人生の節目節目の幸せを願うパワスポットが集中している
銀山温泉のパワースポットめぐりをしながら、500年前に賑わった銀山の面影残る『銀坑洞』見学です。

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公園入り口の『白銀の滝』は、22メートルの絶壁から落ちて、水しぶきを上げる様子は雄大です。
対岸には観瀑台があり、周囲にマイナスイオンが溢れ、滝しぶきの心地よさも感じさせてくれます。

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白銀の滝野前には、事故防止・健康を願う・・・『『延命地蔵

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白銀の滝の上にある『せことい橋』では、運命の出会いを・・・

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せことい橋から見える『籟音の滝(らいおんのたき)』は、樹木の枝が覆いかぶさり
日光をさえぎる下を、渓流が岩石に激突して水音をあげ、水枯れ時には峰の松風のようであることから
名付けられたそうです。
ひとたび落ちて流れるとさらさらと、その清らかな静けさは人の心のけがれをおのずと洗い落とす
ような感じがするというので、この峡谷一帯を『洗心峡』といい、石碑も建てられています。

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『長蛇渓』は、せことい橋を渡り河鹿橋までの河床。
清麗な渓流に洗われ長蛇のように曲がりくねっているようで、夏の深緑、秋は紅葉に映え、
のんびりと散策するのに最適なコースです。

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大正時代に建てられた河鹿橋

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河鹿橋を渡った対岸には、斎藤茂吉がその美しさに感動して詠まれた歌が刻まれた歌碑があります。
「蝉のこえ ひゞかうころに 文殊谷 吾もわたりて古(いにし)へおもほう」

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河鹿橋をわたると、白銀公園一帯のメインとなるおもかげ園へと向っていきます。
路傍には奥の知れない坑口や煙出しの縦坑が間近で見ることができ、
「夏知らず」と名付けられた坑口から吹き出す冷たい風は涼を楽しませてくれます。

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おもかげ園に到着するまで、長者池周辺の景色を楽しみました。

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随所に焼堀の跡などがよく残り当時を偲ぶことが出来る『銀坑洞』
岩肌が妖しく照らされひんやりとした坑内はまるで別世界のようです。
この鉱山は薪や木炭を燃やして暖めた後に急冷して、鉱山を剥ぎ取る「焼き堀り」という珍しい方法で
採掘したそうで、所々に採掘した時の「すす」の後の様子が見られました

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美しい新緑に魅せられ、写真を撮りながら下山していくと、ガイドさん指導で友人たちが、不思議な体操を!!

お金に困らない人生が送れるパワースポット『長者池・おもかげ園』や『延沢銀山坑道跡地』巡りりをして、
そのパワーを一身に溜める気功をしているような雰囲気です。

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銀山温泉の旅館は古風な三階建てが目立ちますが、、特に、建物正面に千鳥破風、唐破風の屋根を
つけていて、それぞれに意匠を尽くしていることです。
そして、更に各旅館の戸袋などに作られた鏝絵の装飾が施しているのが・・・印象的です。

創業当時よりのそのままの姿で残っていて、あるものは、旅館の屋号であったり、縁起物のデザインで
あったりで、中でも目を楽しませてくれるのが、橋の向こうに窓から煌々と明かりを照らし、聳えるように
建っているのは「古山閣」の建物である。古風な造りの唐模様の主玄関と脇玄関が先ず目を引きますが
何といっても眺め縁を施した二階の上部に古風な絵が横にズラッと並んでいて、 
正面を飾る1年の行事を表しているとされる「鏝絵(こて絵)」が飾ってあります。

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一生分のパワースポットめぐりが出来る銀山温泉には、そのほか、
子どもの安全を願う『鬼子母神』、子宝・安産・夫婦円満を願う『山の神神社』があります。

山の神神社の創建は不詳。古くから野辺沢銀山(延沢銀山)の鎮守だったとか?
祭神は鉱山や金属を司る神(金山彦命)と安産、子育ての神(神木花咲耶姫)
山の中腹にある本社と古勢起屋の建物に組み込まれている里宮(銀山山神社)があります。

案内板によると松尾芭蕉が尾花沢で10日間滞在した際、野辺沢銀山に訪れたのではないかと推察。
鈴木清風(尾花沢の豪商「島田屋」、紅花大尽とも呼ばれ芭蕉の友人)の家で行なわれた歌仙興行で
芭蕉が下の句で「かがりに明ける金山の神」、上の句は清風が「たまさかに五殻のまじる秋の露」と
詠っている金山の神が山の神神社を指しているのではないかとされています。

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本社の御神体は鉱山が衰退すると何時しか男根になったとされ安産の神として広く信仰されるようになります。
特に、神社から神の枕を借り受け産所に入ると必ず安産になるとされ、
念願成就すると新しい枕と共にお礼参りするのが慣わしとなっているそうです。

ガイドさんと「またニャー」とネコマネをして、山寺に向かいます。

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